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関係ないけど、蝶も好き。なんか好き。
あんまり深く考えて行動しない、気にしない。ってカンジの性格です。
なので、皆さん気軽にコメントしてやってください!喜びます!(パスワードとかなくてもコメントできるので。)
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今日は数年ぶりに不思議の国のアリスを見ました-w
ビデオの画質の悪さにまず驚きました((笑
でも、小さい頃は読めなかった英語が読めるので、あぁこぉだったんだぁ-とか思いながら見てました。
さて。
今日、小説を書いたので、興味の在る方はどうぞ。前回の続きです。
サブテーマは“魔王様の登場とセラのギャップ”です♪
そして、次回はセラの親衛隊の紹介(?)の予定です。
でゎ。
荘厳な城に、2人の新たな影が現れた。
すると、揃いの制服を身に纏うメイド達が、皆一様に彼らに向かい深く頭を下げる。
「お帰りなさいませ。セラ様。梨玖留(リクル)様。」
長い銀の髪を持った女性と、一歩下がり彼女に付き従う青年。
彼らは堂々と紅い絨毯のひかれた廊下を歩く。
「他のメンバーは。」
梨玖留と呼ばれた青年がメイドの1人に問うた。
「皆様ご帰還され、自室にて待機しておられます。」
「分かった。」
それに恭しく答える女性。
そして当然のように在る彼らには上に立つ者の風格が感じられた。
―――――
「此度の討伐、ご苦労であった。」
広い謁見室の、一段高みに置かれた椅子に座るその人物こそが現魔王である。
黒く地に着くほど長い髪は真直ぐで、瞳も黒曜石のごとく黒い。
老いを感じさせないその美貌は、威厳さえも醸し出していた。
「我らが王と、民の為とあらば。」
跪く、セラと呼ばれた女性が短く答える。
そして、彼女の後ろに控える、利玖留と4人の青年はさらに深く、頭を下げる。
「下がれ。」
王の声が響く。
「はっ。」
6人の声が重なる。
魔王は立ち上がると幕の張られた椅子の奥へと消えていった。
暫しの沈黙が横たわる。
「はぁ~っつっかれた!やっと父様への報告も終わったわ~。」
セラは立ち上がると伸びをして声を飛ばす。
「セラ様……。もう暫しお待ちになれなかったのですか…。」
利玖留が呆れて言う。
「疲れたものは疲れたの。仕事は終わったのだから、もう良いでしょ。」
梨玖留が溜め息を吐く。
他の4人に苦笑が広がる。
よく言えば公私混同しない。
悪く言えば自分勝手。
そのギャップに周囲の警備兵に驚きの波が広がった――。